食品会社の営業マンの仕事内容は?【体験談】
こんにちは!
今回は食品会社の営業マンがどんな仕事をしているのか、紹介していきます!
食品会社には、メーカーと卸(専門商社)がありますが、今回は卸会社についての話です。
食品会社の営業マンは基本的には、飲食店に訪問して新商品の紹介や、既存商品の使用量を増やしてもらうように提案していきます。
担当件数は30〜60件くらいでした。
ホテルなど大型施設担当の人は、もっと少なかったです。例)大型ホテル2件、周辺の個人店5件。など
また、メーカーの方と打ち合わせをして、新商品を採用してもらうターゲット先を決めたり、価格交渉、サンプル交渉、などを行います。
仕事終わりにメーカーも方に新商品の勉強会をしてもらうこともあります。
営業先
訪問先は、ホテル、チェーン店の居酒屋、個人の居酒屋、商業施設に入っている様々なお店、カフェ、食べ物があるところであれば、ほとんどのお店が取引先になってきます。
飲食店は、季節に合わせてメニューが変更になることが多いので、次の季節がくる前に新メニューの提案や、新メニューの情報を掴んで、自社製品で使用してもらえるものがないか考え提案していくことが必要になります。
ホテルやチェーン店は、他の店舗とメニューを統一することが多く、担当営業マンの力だけで新商品を採用してもらうことは難しくなります。
会社として、チェーン店、ホテル担当部署があることが多いと思いますので、そこで新商品を採用してもらう形になることが多いと思います。
反対に、個人店や、チェーン店でもメニューを統一していないお店だと、新商品の採用決定権が店長にあるので、新商品の提案はやりすいですね。
良いところ
・自分の提案した商品が世に出る。
やっぱり自分で提案した商品が、メニューになると嬉しいですね!人気メニューになったとお店の人から言ってもらえると、やりがいも感じます。
・流行りに詳しくなる
流行りのお店に詳しくなるのも良いところでした。
流行りのお店を担当していると、予約の空いている日を教えてもらえたり、食べに行った時にサービスしてもらえたりすることもありました。
プライベートで食事に行くときに、色々なお店を提案できるようになりますよ!
・社割が使える
社割で安く購入できる点もよかったです。私が勤めていた会社では、勉強も兼ねて自分で購入することは推奨されていました。勉強にもなるし、食費も若干浮くので助かりました。営業する際も、実際に食べていると自信を持って勧められました。
中にはお客さんに勧めたくないな・・・、という商品も発見できました。(笑)
悪いところ
・自腹購入が多い
私の在籍した会社の話なので、他の会社は分かりませんが、同業他社の人と話していても似たような話はよく聞きましたね・・・。売上目標に届かないときは、自腹で売れ残った商品を買うことが多かったです。
特に、お正月、ボジョレヌーボーの自腹はほぼ毎年でした。
・賞味期限がある
食品には賞味期限があります。
何を当たり前のことを言っているんだ?と思う方も多いと思います。
しかし、この賞味期限というものは大変で、賞味期限のない商品であれば、今月売れなくても「来月売ります!」と言い逃れすることもできます。
しかし、賞味期限があるとそうはいきません。賞味期限が切れかけて、取引先に出すことができなくなる→自腹購入という負のループが起こってしまいます。
特に乳製品など、賞味期限が短い食品を取り扱う会社は大変かもしれないですね。
・朝が早い&休日が少ない
食品業界は朝がかなり早いです。とにかく早い!
朝の9時から空いているお店が担当の場合、商品を納品する時間は7時くらいになります。お店が仕込みの時間には商品が必要なので、どうしても早い時間に納品する必要があります。ということは、出勤時間は5時台です。
納品を減らす為に、在庫を持ってもらえば良いのでは?と考えるかもしれませんが、多くのお店はそんなに大きな冷蔵庫を持っていません。それに、前日に予想よりもお客さんが多かった場合は、急遽注文が入ることもあります。なのでほぼ毎日納品が必要になってきます。
そして、夕方以降にオープンする居酒屋などには、夕方以降に訪問&納品をします。
それらを全て終わらせ、会社に戻ってから見積もり作成や翌日の準備です。
その結果、帰る時間めっちゃ遅い!
そして、休日が少ないことは分かりやすいですね。
飲食店は土日祝日も営業をしているので、食品会社も必然的に仕事をすることになります。
私が働いていたときは、朝5時台に出勤して22時以降に帰宅。休日は週1回(社内カレンダー上では2回休んでいることになっている)という労働環境でした。
食品会社で働きたいのであれば、会社選びはしっかりと行いましょう!
仕事内容自体は、食品に興味がある人であれば楽しいとは思います。
メーカーに行けるのであればメーカー推奨です。
食品業界に興味のある人の参考になれば幸いです。
ではまた!