ブロッコリーブログ

芸能業界、食品業界、医療業界での仕事の経験あり。業界の特徴や経験してきたことを書いていきます。これから就職する人、転職する人の参考になればいいな、と思ってます。日常のことも書いていきます!

ブラック企業の労働時間。1日のタイムスケジュール公開!

 

こんにちは。

最近はブラック企業という言葉が一般的になってきましたね。

残業代が出ない、パワハラ、セクハラ、休日がない、などなど要素は色々あると思います。

 

では、実際にブラック企業で働くとどのような1日になるのでしょうか。

大変なんだろうなぁ、ということはわかるけど、実際はどのような働き方になるのか分からない人もいると思います。

 

また、自分ならブラック企業でも耐える事ができる!

と考えて、入社してしまう人や、

中々就職が出来ないから、ブラック企業でもいいや。

と考えてしまい、ブラック企業に入社してしまう人が一人でも減ればいいなと思います。

 

そこで今回は、以前僕が働いていたブラック企業の実態や、1日のスケジュールを公開しようと思います。

 

 

ブラック企業の1日(月〜金)

5:00 出社

5:00~8:00 営業の準備、配送荷物の集荷

8:00~12:00  営業、配送

12:00~14:00 営業所に戻り、午後の営業、配送の準備

14:00~20:00 営業、配送

20:00~23:00 見積、日報の作成、お客さんからの依頼の資料作成

23:00 帰宅

 

簡単なタイムスケジュールを書いてみました。

1日の労働時間は、なんと驚愕の18時間。

若くて体力があったので耐えれましたが、異常な労働時間でしたね。

 

繁忙期でないときは出勤が7時頃、退社が10時前後にはなるのですが、

それでも15時間ほどの労働時間。

 

土日は休みと聞いていましたが、月の半分は土日どちらか出社です。

土日は4〜8時間勤務くらいでした。

 

平日18時間×20=360時間

土日を4時間と考えても、4時間×4=16時間

労働時間の合計は、なんと月376時間!!

 

時期にもよりますが、300時間以下のことはなかったですね。

 

はっきり言って仕事以外何も出来ません。

 

 

そして何が怖いかというと、この会社は一部上場企業です。

 

僕は入社前に何も調べずに、上場企業だし、これで一生安泰!

と呑気に考えていましたね。

 

上場企業でもこんな状況なので、有名だから大丈夫、上場企業だから大丈夫、ということはないんです。

 

ちゃんと入社前に調べることが大切です。

それに若いうちは、ブラック企業なんて余裕だ、やっていける、と考えてしまいがちですが、絶対にやめておきましょう。

根性だけではどうにもなりませんから。

 

ブラック企業に残っているのは

・仕事が全てと考えて、他者にも強要する人

・家庭があり辞められない、無気力な人

このような人たちばかりです。

 

ブラック企業の特徴

ブラック企業には多いと思うんですが、労働が神格化されています。

 

・長く働けば働くほど偉い

・会社の為に全てを捧げる

・家庭、プライベートより会社を最優先

・辞める奴は根性がない、売上はやる気と根性であげる

・残業代が付かない

 

このような考え方が浸透しています。

当時は独身でしたが、この会社にいたまま結婚したら、家庭が崩壊することは明らかでしたね。

 

長く働けば働くほど偉い

仕事を効率化して、少しでも早く帰る工夫をした時期がありましたが、

そうすると、どんどん他の仕事が回ってきます。

あいつは早く帰って楽をしている、まだまだ仕事量が少ない、という風になり、

結局以前より仕事が増える、という負のループでしたね。

 

仕事ができる人もいたのですが、

・結局精神を病み退職

・他の仕事をやらなくていいように敢えて時間ギリギリになるように調整

このような感じでみんなダメになっていきました。

 

 

会社の為に全てを捧げる

これは本当に受け入れられませんでしたね。

 

結婚式をするとなると、絶対に取引先と関係がある会場を選ばないといけないという暗黙のルールがありました。

取引があるところの売上が上がるから、という理由ですが、結婚する人を祝う気持ちが全然ないんですよね。

 

もちろんこのルールを無視する人もいたのですが、朝礼で罵倒されていましたね…。

上司はその方に、「お前は会社のことを考えていない」

などと言っていましたが本当に頭がおかしいとしか感じませんでした。

 

それに売上が足りないときは自爆営業が当たり前でした。

売上目標が無茶苦茶高いので、ほぼ全員が毎月自爆営業をしていました。

自爆営業というのは、自己負担で自社商品を購入することです。

 

ひどい月では手取りが10万を切ることもありましたよ。

 

 

家庭、プライベートより会社を最優先

これは顕著でしたね。

まず、上層部がほとんど家庭がうまくいっていない人ばかりでした。

その方たちが言うには、仕事が大切だから、仕事中心の生活をすればそうなるもの。

家庭が円満のうちはまだまだ、と言われてました。

 

それに祖母が危篤という状態であるのに、早退が認められない先輩もいました。をみたときにこの会社を一刻も早く辞めようと思いましたね。

そのときに上司は「どうせ爺さん、婆さんは先に死ぬんや。それなら仕事優先やろ」

このセリフを聞いたときに、この会社を一刻も早く辞めようと思いましたね。

人の命がかかっているのに、それを軽視する会社は、絶対に社員のことなど考えていませんから。

 

辞める奴は根性がない、売上はやる気と根性であげる

ブラック企業はとにかく根性論が大好きです。

売上が上がらないのも根性がないから、辞めていく奴も根性がないから。

もう本当に根性論まみれです。

 

学べるものが0とは言いませんが、全て根性論で片付ける会社に長くいても身につくものは少ないです。

 

ちなみに同期は50人ほどいましたが3年で30人以上辞めましたね。

現在では残っているのは、営業部で1人か2人と営業部以外の数人です。

 

残業代が付かない

残業代がつくかどうかはかなり重要です。

僕の中では、長時間労働でも、残業代がつくのであればブラック企業というよりは、激務の会社という印象です。

 

ブラック企業では残業代がつきません。

これだけ働いて、残業代が付けばまだマシですが、上限を超えると1円も付きませんでした。

これって普通に労働基準法違反なのですが、現状は労働基準法が機能しているとは思えないですね。

 

もし、今このような状態の人がいれば、メモ帳でもいいので残業時間を記入しておきましょう。

退職後に請求もできるようですのでしっかり記録しておきましょう!

 

まとめ

ブラック企業で働くのは辞めておきましょう。

もし入社してしまったら早めに逃げ出す準備をしましょう。

想像以上に辛い生活になります。

 

それに人間性がひどい人が多いので心が荒みますし、

自分も知らず知らずのうちに影響を受けてしまいます。

ブラック企業で働いていたときは、ずっとイライラした状態でした。

性格も変わってしまうんですよね。

 

僕は2回転職し、ホワイト企業とは言いませんが以前よりは良い環境で働くことが出来ています。

 

転職してもっとひどい職場だとどうしよう、と思う気持ちは分かりますが、もしそうであればまた転職すればいいだけです。

 

今は昔よりも転職がしやすい時代になっているのでどうにかなります。

それに今は個人でも稼ぐことができる時代です。

転職にしろ、個人で稼ぐにしろ、

ブラック企業で体を壊すよりはよっぽどマシです。

体を壊したり、心を病むと治すのは本当に大変ですからね。

 

ブラック企業で働いている人は、早くいい環境へ行けるように行動しましょう!

また、止むを得ずブラック企業に就職しようとしている人は思いとどまって下さい。

 

この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。

ではまた!